戦争で失われたいのち

戦争で死んでしまったお父さん、お母さん、かわいい妹・・・「わたしだけ生き残ってさみしいわ。
戦争がなかったら、みんな幸せに暮らしていたのにね・・・」↑
お姉ちゃん・・・その花かご持ってこっちへいらっしゃいよ。ここにはもっときれいなお花がいっぱい咲いているのよ。↑
ひとりぽっちの花売り娘 でも、どうしてそこへ行けばいいの・・・ひもじさと疲れでいつの間にかガード下で女の子は冷たくなっていきました。花かごの花はすっかりしおれてしまいました。
「なぁんだ、みんなこんなところにいたの!!」「お姉ちゃん、やっときたのね。ここには、きれいなお花がずっと咲いているのよ。」ガード下の女の子の亡きがらは、数日後発見されて処分されました。→
軍用犬として育てられたシェパードたちは戦場へ出征しました。
柴犬のしばちゃんは、ずっといっしょに暮らせると思ったのに、すべての犬を供出することになりました。
「この犬は、軍用犬ではありません。」「さっさと出すんだ。どんな犬も兵士の防寒服の毛皮になるのだ。」「いやです。どうか殺さないで・・・」
そんな願いも空しく、多くの犬たちは、人間の戦争の犠牲になりました。

戦争が終わっても、軍用犬も柴ちゃんも帰ってはきませんでした。
犬を供出し、お国のために捧げましょう
戦場での軍馬
軍馬として、戦場で人間と生死を共にした馬は、先の戦争だけでも70万頭といいます。戦地できずついて動けなくなった馬は、その場で殺されるか、捨て置かれました。人を頼り、人のために命を落とした馬たちがいたのです。最近のスピルバーグ監督の「戦火の馬」は第一次世界大戦の話でしたね
大阪市立瓜破中学校1年生の取り組みから/2006.7.10〜
瓜破中学校1年生は、「平和学習」の取り組みとして「大阪大空襲」や「終戦直後」の戦争による悲惨な話の聞き取りをしました。
平和の願いを祈る私の「千羽鶴の少女」のハガキから、子どもたちの平和への強い思いをふくらませて、1年生全員が大きな共同作品に学年をあげて取り組むことになりました。いろいろ考えた上、自分たちの平和への願いを親しみやすい「アンパンマン」に語らせることにしました。そして、元になる原稿を全員から集め、その中から代表作を組こどに選びました。それを、大きなパネルにして、一羽一羽子どもたちが折った千羽鶴を一面に敷き詰めて貼るという構想で制作にかかりました。子どもたち全員と先生方の力で、「平和」「勇気」「友情」を願う作品が完成したのでした。ひとりひとりの力が結集した作品は素晴らしいものとなりました。
各組から選ばれた原稿/みんなにお馴染みのアンパンマンが語り口の主人公に・・・
パネルに下書きされた線に沿って、みんなが折った千羽鶴を敷き詰めていく・・・
千羽鶴を折る子どもたち  男子も女子も 木工ボンドで色ごとに敷き詰めてはる
だいぶん完成に近づいてきた・・・ アンパンマンが平和を願って世界を廻る
あとちょっとで完成だ。 こちらもあとアンパンマンだけだ。
完成作品1 完成作品2
完成作品3 完成作品4
校舎入り口の展示 会場の「平和」「友情」「勇気」
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